虫と雑草について
無農薬・無化学肥料の畑を始めてから、1年が過ぎた頃、カマキリに出会いました・・・子供の頃以来ですね~無農薬・無化学肥料にしただけで、益虫と呼ばれる虫がやってくるようになり、一つの生態系が作られ始めています。
今では、アブラムシの天敵のてんとう虫が増えたな~と感じています・・・たぶん畑で生んだ卵がかえったのだと思います。そして私の畑に活動の拠点を置いている・・・ということだと思います。人間が「害虫・益虫・どちらでもない虫」というように区別していますが、虫の世界では、区別なんてないですよね~勝手に、善悪を人間が決めて敵視したり、排除したりしているだけで・・・ただ野菜を食べてしまう虫は、私の畑からポイっと投げてしまいます。
野菜は人間が食べるために作っているので、虫の分ではないからです。ここは人間の食料を守らせてください☆ということで、我々の食べる分を確保させていただきますよ(笑)
共存共栄・・・自然界の中から、人間の食料を分けてもらうには、ときには厳しい気持ちが必要ですね~
雑草も、土の栄養を、野菜にあげたいので、雑草にはあげないために根っこから取ってしまうというのが一般的な考え方です。あと、雑草は成長が野菜より早いので、日光が野菜に当たらなくなると、野菜の生育が悪化する、または枯れてしまうという考え方もあります。
しかし私は、雑草に野菜を守ってもらい、雑草に埋もれていた一つの大根だけが、立派に育ったという経験を何度もしています。夏の強い日差しや害虫から、大根の芽を守ってもらい(隠してもらい)、雑草の無かったところの大根は、すべて虫に食われ、直射日光に当たり、枯れてしまいました・・・雑草は、適度に、温度と湿度を保ってくれ、害虫からわからないようにしてくれる働きがあります。これだけではなく、土の中でも野菜と共存することで、お互い助け合って生きている場合があります。排除するより、共存することで、農薬や化学肥料に頼ることなく、栽培が可能になるんだな~と感じています。
とはいえ、そんないいことばかりではありませんから、野菜に害になるような場合は、その部分だけカットして、野菜の成長の手助けをしてあげます。陽が当たらなくなってきたとか、養分を取られすぎて野菜の方が負けているとか・・・やはり目をかけてあげることで気が付き、相応に対処することが大事になると思います。
これも自然との付き合い方なのかなと思っています。